現在、国保は市区町村単位で運営されており、その自治体によって保険料や制度が異なります。広島民商の管轄 エリア「広島市」の国保には次のような便利な制度がありますので活用しましょう。
Q.休廃業、売上の減少などで保険料が払えない!という時は・・・
A.保険料の減免制度があります国保の保険料は前年の所得で決まります。そのため、病気やケガ、休廃業、不況の影響等で所得が減った等の場 合、前年基準の保険料はかなり負担になります。
もし、そのような状況で保険料の支払いが困難になった場合は、 保険料の減免申請することで保険料が安くなることがあります。
その他、医療費が高額になった場合等に自己負担が軽減される制度等もあります。
広島民商は、「国保をよくする会」に参加し、広島市と国保改善へ向けた交渉を繰り返し行い、国保料の減額、出産 手当や傷病手当の整備などをうったえています。
国保に関するご意見・ご相談などお気軽にどうぞ。
広島市の保険料賦課額・計算方法
平成26年度から広島市の保険料の算定方法が変わっています平成25年度までは、市民税を基に保険料が決まっていたため、扶養控除や医療費控除など控除が多い方の負担が少なくすみました。
平成26年度から、控除に関係なく、所得のみを基に計算されるため、生活実態と合っていない保険料となり、広島市に苦情が殺到しました。
平成27年度は、昨年より所得割りの保険料率は下がりましたが、最高額が去年の81万円から85万円に上がっています。
民商では「払える保険料」になるよう広島市と交渉をしています。
平成30年度保険料率
計算の内容 |
計算基礎 |
保険料率 |
|||
医療分 ア |
支援分 イ |
介護分 ウ |
|||
1 |
被保険者均等割 |
加入者1人につき |
23,882円 |
8,673円 |
7,855円 |
2 |
世帯別平等割 |
1世帯につき |
24,978円 |
9,071円 |
5,992円 |
3 |
所得割 |
平成26年中の基礎控除後所得額の |
7.09/100 |
2.67/100 |
2.01/100 |
最高限度額(1世帯当たり) |
63万円 |
19万円 |
17万円 |
被保険者均等割とは
世帯にいる国保の加入者一人につき課せられるものです。
医療分・支援分・介護分に国保加入人数を乗じて計算して下さい。介護分は40歳以上65歳未満の方のみです。
世帯別平等割とは
1世帯につき課せられるものです。
40歳以上65歳未満の方がいらっしゃれば、介護分もかかります。
所得割とは
所得から基礎控除(33万円)のみを引いた金額から上記率で計算したものです。
所得とは、確定申告をされた方は「所得金額の合計」の欄の金額。
給料の方は源泉徴収表の「給与所得控除後の金額」と書いてある欄。
年金の方は年齢・金額に応じて法律で決められた算出方法があります。
年金について
年金をもらうためには、加入期間25年(300ヶ月)以上が必要です。また、受給できる年齢になったら自ら申請を行う 必要があります。
加入期間が足りないと思っていても、よくよく調べると、「カラ期間が見つかった」「今からの加入で 大丈夫」という場合もあります。 また、所得が少ないなどの場合、全額免除・一部免除の申請を行うことができます。
もらえる年金額は減りますが、全額免除でも加入期間に算入されます。