今年も原爆が投下された8月6日を迎え、平和を願う様々な行動が行われました。6日には原水爆禁止を訴える「原水爆禁止世界大会」が開催され、広島民商からも代表5名が参加しました。
この「原水爆禁止世界大会」は、毎年広島・長崎で交互に本大会を行っています。水爆実験のせいで魚が敬遠されたお寿司屋さんが「商売が成り立たない。水爆実験を止めてほしい」と米大統領へ手紙を出したのが共感を呼び、世界に広がりました。毎年平和を願う全国の民商からも多くの人が参加をしています。
今年の本大会は長崎でしたが、広島大会にも世界各国から平和を訴える代表が集まり、被爆者の体験や、各国の情勢・平和への取り組みなどを聞きながら情報交換をしました。
元気に平和行進!
8月4日(金)、核兵器廃絶を求めて3つのルートで全国を行進してきた「平和行進」がゴールの平和公園へ到着しました。
この行進は、全国をリレー形式で行進するもので、広島市内は8月4日に、府中町役場、西区の新庄橋、南区の宇品の3ルートからゴールの平和公園へ出発。広島民商からも事務局と会員数名がそれぞれのコースに分かれて参加しました。
猛暑で大変な中でしたが、「核兵器廃絶」「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ」を訴え、道行く人に平和をアピールしました。
被爆から78年。8月6日には広島平和記念式典が行われました。広島市の松井一實市長は平和宣言の中で「世界中の指導者は核抑止論は破綻していることを直視するべきだ」「核兵器禁止条約の早期署名や批准、11月にある締約国会議へのオブザーバー参加」など核兵器廃絶を訴えました。
しかし、被爆地広島出身にもかかわらず、岸田首相は同条約に言及はしませんでした。
被爆者団体代表との対話でも「重要な条約だが、核兵器国が行動しないと何も変わらない」と回答しています。世界唯一の被爆国の首相として、核廃絶のリーダーシップをとってもらいたいものです。