広島民商では、中小企業が直面する様々な経営課題を解決するための学習会に力を入れています。
今年度の学習会第4弾として、7月23日、梅木雄司氏(株式会社広島企業サポーター代表・中小企業診断士・行政書士)を講師に迎え「補助金」について学習。オンラインも含め31名が参加しました。
補助金とは!?
補助金は、事業に必要な設備投資や広告宣伝、改修工事などに対し、国や地方自治体が費用の一部(多くは2分の1、又は3分の2)を補助する制度です。梅木氏は、補助金を活用するかしないかで、会社の手元に残る資金が100万円、200万円、場合によっては1000万円以上も変わってくると強調し、その重要性を訴えました。
助成金との違い
「助成金」は主に雇用保険を財源とし、人材に関する施策(正規社員の雇用、シングルマザーの雇用、就業環境整備など)に活用。要件を満たせば原則受給できます。
「補助金」はより幅広い事業分野(設備投資、販路開拓、新事業進出など)に活用でき、従業員のいない個人事業主でも利用可能なものもある。ただし、申請には審査があり、必ずしも受給できるとは限りません。
補助金申請の流れ
事業計画の策定
↓
電子申請システムで提出
↓
審査・採択決定
↓
交付申請
↓
交付決定
を経て、ようやく事業(投資)を開始できます。機器の発注や投資は、この「交付決定」の後でなければ補助金対象外となるので注意が必要です。
その後さらに、実績報告、確定検査を経て、補助金が振り込まれます。
補助金は後払いのため、事業者はまず全額を自己資金で支払い、その後に補助金が支給されます。入金までには半年から1年、場合によってはそれ以上かかることもあるため、キャッシュフローの確保が必須です。
補助金を上手に活用するには
①元々計画していた投資に使う、半年~1年先に購入予定だったものに活用することで、手元資金を効果的に残す。
②費用対効果を考えた上で、使う補助金がなくても利益が見込める事業に使う。SWOT分析(自社の強み・弱み、外部の機会・脅威)などを活用し、客観的なデータに基づいて事業計画を立てる。
③目標達成に必要な挑戦のために使うリスクが高い新しい事業への進出などに活用し、補助金でリスクを軽減しながら挑戦する。
これから計画している事業に合った補助金があれば、挑戦を後押しする強力な経営ツールとなります。タイミングも重要となるので、どんな補助金があるか積極的に情報収集する事が大切と話されました。補助金情報は、SNSやJ-NET21のようなポータルサイト等で収集できます。
申請は大変!?
補助金申請は、A4用紙で8枚程度の事業計画書作成や、難解な公募要領の読解、使いにくい電子申請システムなど、申請自体が大変です。審査員に「刺さる」計画書を作成するのも重要な要素と話されました。
時間や能力をかけずに確実に進めたい場合は、有料になりますが専門家への依頼も有効な選択肢です。梅木さんの公式LINEアカウントでも情報発信しているそうなので興味のある方は登録しておきましょう。
参加した皆さんからは、「補助金」の事がよく分かったと大好評でした。



